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サステナビリティ

SUSTAINABILITY

持続可能な調達

SUSTAINABLE PROCUREMENT OF RAW MATERIALS


RSPOへの取り組み

太陽油脂はパーム油を使用する企業として、パーム産業に関わる環境面や社会面の問題に早くから目を向け、2011年3月にRSPO正会員として加盟、2013年1月にサプライチェーン認証取得、2015年2月にRSPO貢献製品の販売を開始し、以降トレードマークを順次表示しています。

RSPOとは

Roundtable on Sustainable Palm Oilの略(日本語では「持続可能なパーム油のための円卓会議」)で、“持続可能性(サステナビリティ)”のあるパーム油の生産と使用を推進することを目的とした、国際的な非営利組織です。2004年に、環境保護組織であるWWF(世界自然保護基金)と、パーム油に関連する企業により設立されました。

パーム油とは

アブラヤシの実から採れる植物油です。オレンジ色の果肉部分からはパーム油が、核と呼ばれる種子からはパーム核油が採れます。(ここではまとめて「パーム油」として記載します。) パーム油の採れるアブラヤシは、育つために十分な日照と高温多湿な気候を必要とします。そのため、パーム農園は赤道付近の熱帯地域に多く存在しています。主な生産地はインドネシアとマレーシアで、この2カ国で世界の生産量全体の約85%を占めています。主な消費国はインド、インドネシア、中国で、日本は年間約60万トン、世界で19番目(2016年時点)にパームを消費している国です。

生産量世界一の植物油

植物油脂の生産量は世界人口の増加につれて伸びており、なかでもパーム油は2005年に大豆油を抜き、生産量世界一の植物油となりました。パーム油は他の植物油脂と比べると土地当たりの収穫量が多く、大豆油と比較すると同じ土地面積で約7~10倍もの油を収穫することが出来ます。また加工がしやすいということや価格が安いこともあり、食品や洗剤、化粧品、医薬品、塗料、バイオ燃料など世界中で多岐にわたり使用されています。

パーム油の生産に伴う問題

生産量を伸ばしつつあるパーム油ですが、急速なパーム農園の増加と不適切な運営をしている農園により、その生産国や周辺の地域では、自然林の伐採や煙害、生物多様性の消失といった環境問題が起きています。また土地をめぐる先住民との紛争や児童労働などの社会問題も発生しています。 

パーム産業の問題を解決するには?

パーム油ではなく、他の植物油脂に切り替えるという考えに基づき、ネガティブキャンペーンやパームを含まない製品が存在しています。しかし、パーム油以外の植物油脂を使用するためには、同じ量の油を収穫するために何倍もの耕地面積が必要となります。またパーム生産国のほとんどは途上国であり、パーム産業を国の社会的・経済的発展の柱の一つとしています。他の植物油脂へ置き換えた場合、環境面・社会面での新たな問題の発生を避けることができません。

パーム産業をめぐる問題は、パーム自体やその使用に問題があるのではなく、その栽培方法にあります。発生している問題を解決するには、パーム産業に持続可能性を持たせることが大切です。

RSPO会員の構成について

会員は、パーム産業に携わる7つのステークホルダー(利害関係者)から構成されています。アブラヤシ生産者、製油業・商社、消費者製品製造業、環境・自然保護NGO、社会・開発NGO、銀行・投資家、小売業の7つにカテゴリー分けされた関係者を指します。太陽油脂は消費者製品製造業にあたります。

RSPOの認証制度について

RSPOには大きく分けて2つの認証制度があります。1つは、パームを育てている生産現場(農園や現地の搾油工場)を対象とした認証で、P&C認証といいます。もう1つは、生産現場より川下の、認証油を扱う組織のための認証でSC認証といいます。太陽油脂は2013年にSC認証を取得いたしました。

太陽油脂の認証製品

現在、シャンプーやリンス、ボディーソープといった一部の製品へRSPOのトレードマークを表示した製品を販売しており、順次、認証製品を増やしています。
パーム油を使用する企業として、これからもパーム生産国の自然環境の保全および社会への影響へ配慮し、持続可能なパーム油の普及へ貢献していきます。

※太陽油脂のRSPO製品はこちらから購入可能です。  

持続可能なパーム油の普及活動

太陽油脂では工場見学の座学や出張授業で、持続可能なパーム油の普及活動を行っています。
パーム油の生産地で実際に起きている環境・社会問題や、RSPOについて学ぶ機会を提供することで、パーム油のサステナビリティに対する意識向上に貢献しています。

社外との連携

2019年4月11日に設立された、「持続可能なパーム油ネットワーク(JaSPON)」において、太陽油脂は理事企業に就任しました。パーム油生産における環境面などさまざまな問題を解決することを目指し、日本市場における持続可能なパーム油の調達と消費を加速させるため、業界の垣根を超えて取り組みを推進していきます。

太陽油脂のRSPOの進捗はこちらをご参照ください(英語)

リンク集
RSPO公式ウェブサイト (英語)
パーム油 私たちの暮らしと熱帯林の破壊をつなぐもの(WWFジャパン)

参考
「持続可能なパーム油の調達とRSPO 第2版」
発行年:2017年7月
著作・編集・発行: 公益財団法人世界自然保護基金ジャパン