【12/5 サステナブルスクール】横浜市立浦島小学校にて出前石けん講座「一個の石けんから地球環境を考える」を開け
12月5日(木)横浜市立浦島小学校様にてYES出前講座「一個の石けんから地球環境を考える」を開催しました。
担任の先生から「クラス(4年生)の総合学習で石けんづくりをしており、より専門的な石けんづくりの話や、石けんづくり体験を含めた「出前石けん講座」をして欲しい」とのご要望を頂いたことをきっかけに開催することとなりました。事前のお打ち合わせでご要望のありました、アルカリ剤の危険性、手づくり石けんに係る法律、を反映した以下の内容で実施しました。
<出前講座内容>
(1)石けんの基礎知識
・石けんって何だろう ・つくり方(製造工程映像)
・歴史、はたらき(実験) ・石けんの性質(実験)
・廃油石けん製造の課題 ・アルカリ剤の危険性 ・法律
(2)SDGsと太陽油脂の取組み
・パーム油をめぐる問題点とエシカル消費の勧め:森林伐採による温暖化、児童労働、生物多様性等
・温暖化対策:部門別CO2排出量(日本、横浜の違い)、家庭から排出されるCO2の量、家庭でできる省エネルギー行動の勧め
(3)ワークショップ(こねこね石けん:オリジナル石けんづくり)
石けんの講話では基本的な石けん製造の原料や使用する油脂による石けんの特徴をお話した後、弊社の製造現場の映像を視聴して頂きました。また、廃油石けん製造時の課題(品質の安定性、匂い)、鹸化(けん化)反応に使用するアルカリ剤の危険性、石けん製造に係る法律についてもお伝えしました。
SDGsの講義では、温暖化の主要因であるCO₂の部門別排出量が、日本全国では産業部門が1位だが、横浜では家庭部門が1位であること、家庭から排出されるCO₂の排出量は電力使用に由来するものが最大であり、一人ひとりの家庭での省エネ行動や物を大事に長く使うことがCO₂削減(地球温暖化対策:SDGs13)に貢献できる事を伝えました。また、RSPO(パーム油)についての説明から、サステナブルラベルを消費行動の基準にすることで、エシカル消費につながり、SDGs12(つくる責任・つかう責任)に貢献する事を伝えました。
グループ毎に実施した石けんの働きや性質についての実験、こねこね石けんつくりなど、どのグループも楽しそうに取り組まれておりました。
ワークショップ終了後の質問コーナーでは、様々な質問をいただくなど児童の皆さまの環境や石けんに対する意識の高さを感じられる講座となりました。児童の皆さまの石けんへの理解や身近なSDGs貢献の学びに少しでも貢献できたのであれば幸いです。