【11/27 サステナブルスクール】さいたま市立東浦和中学校様:SDGs探究学習開催
11月27日(水)SDGs探究学習「一個の石けんから地球環境を考える」を開催しました。弊社は横浜SDGs探究学習ガイドに講座を登録しており、今回こちらを閲覧された、さいたま市立東浦和中学校のご担当者様からご連絡をいただいたことをきっかけに開催となりました。
ご担当者様からは「令和6年度 校外学習」として横浜市の企業が取り組んでいるSDGsの活動を現地で体験し、調べ、探究させたい、とのご要望をいただきました。
講座は「SDGsと太陽油脂の取り組み例」、「石けんの基礎知識」、「RSPO・エシカル消費・脱炭素について」「ワークショップ:オリジナル石けんつくり」を盛り込んだ以下の内容にて実施しました。
<講座内容>
①SDGsと太陽油脂の取り組み
②石けんの基礎知識(作り方、はたらき、感染予防、性質)
③RSPO・エシカル消費・脱炭素について
・2024年日本のSDGs達成度は?
④ワークショップ(こねこね石けん:オリジナル石けんづくり)
SDGsの講話では2015年9月、国連持続可能な開発サミットで採択された「17のゴール」「169のターゲット」、キーワードの「誰も置き去りにしない」を含む概要の説明、太陽油脂の取り組み例、2024年6月に発表された日本の現状をお伝えしました。
石けんの講話では基本的な石けん製造の原料や使用する油脂による石けんの特徴をお話した後、弊社の製造現場の映像を視聴して頂きました。また、石けんの使用推進はSDGs#3(3.3および3.9)、#6(6.3および6.6)に貢献することをお伝えしました。
RSPO・エシカル消費・脱炭素の講義では、RSPO(パーム油)についての説明から、サステナブルラベルを消費行動の基準にすることで、エシカル消費につながり、SDGs12(つくる責任・つかう責任)に貢献する事を伝えました。脱炭素の説明では、温暖化の主要因であるCO₂の部門別排出量が日本全国では産業部門が1位で、家庭部門が4位となっているが、さいたま市の家庭部門排出量は2位であること(人口が多いことが要因)をお伝えしました。また家庭から排出されるCO₂の排出量は電力使用によるものが最大であり、一人ひとりの家庭での省エネ行動や物を大事に長く使うことがCO₂削減(地球温暖化対策:SDGs13)に貢献できる事を伝えました。
グループ毎に実施した石けんの働きや性質についての実験、こねこね石けん(オリジナル石けんつくり)など、どのグループも楽しそうに取り組まれており、生徒の皆さまの石けんへの理解や身近で出来るSDGs貢献活動の学びに少しでも貢献できたのであれば幸いです。