【8/2 サステナブルスクール】横浜市大正地区センターにて出前石けん講座「一個の石けんから地球環境を考える」を開催
8月2日(金)横浜市大正地区センターにて出前石けん講座「一個の石けんから地球環境を考える」を開催しました。
今回の講座は小学生向け8月度企画として、世界に一つだけのオリジナル石けんを作り、環境について学ぶ「石けん教室」を開催することで子供たちの夏休みの自由研究の手助けにしたい、と ご担当者様からご要望を頂いたことをきっかけに以下の内容で実施しました。
<出前講座内容>
(1)石けんの基礎知識
・石けんって何だろう
・石けんの作り方(製造工程映像)
・石けんの歴史、はたらき(実験)
・石けんの性質(実験)
(2)SDGsと太陽油脂の取組み
・パーム油をめぐる問題点:森林伐採による温暖化や児童労働、生物多様性といった問題とエシカル消費の勧め
・温暖化対策:部門別CO2排出量(日本、横浜の違い)、家庭から排出されるCO2の量、家庭で出来る省エネルギー行動の勧め
(3)ワークショップ(こねこね石けん)
石けんの講話では基本的な石けん製造の原料や使用する油脂による石けんの特徴をお話した後、弊社の製造現場の映像を視聴して頂きました。また、石けんの歴史として横浜市(磯子)が日本で最初に石けんの製造販売を始めたことをお伝えしました。
SDGsの講義では、温暖化の主要因であるCO₂の部門別排出量が、日本全国では産業部門が1位だが、横浜では家庭部門が1位であること、家庭から排出されるCO₂の排出量は電力使用によるものが最大であり、一人ひとりの家庭での省エネ行動や物を大事に長く使うことがCO₂削減(地球温暖化対策:SDGs13)に貢献できる事を伝えました。また、RSPO(パーム油)についての説明から、サステナブルラベルを消費行動の基準にすることで、エシカル消費につながり、SDGs12(つくる責任・つかう責任)に貢献する事を伝えました。
グループ毎に実施した石けんの働きや性質についての実験、こねこね石けん(オリジナル石けん)つくりなど、どのグループも楽しそうに取り組まれておりました。
児童の皆さまの石けんへの理解や学びに少しでも貢献できたのであれば幸いです。