石けん・化粧品事業 製造部門 2012年入社 新製品の複雑な調合に成功したことが自信につながった
太陽油脂に入社した経緯についてお聞かせください。
高校の先生から勧められて入社しました。私は石けん・化粧品の製造部門で初めての新卒採用だったそうで、入社当時は年上の先輩ばかりでした。社内には同じ高校出身者が15人もいて心強かったですし、入社前に工場見学させてもらったところ社内の雰囲気も良いように感じたので入社したいと思うようになりました。
入社してから現在までどのような業務を担当されてきましたか。
入社後に石けん・化粧品の製造部門に配属されて、ハンドクリームの乳化、化粧水などの調合作業、石けん鹸化作業、チューブ充填作業などを担当してきました。
人が行う作業も多く、計量間違いなどのミスが起きやすいので、しっかりと確認しながら作業を進めることが大切です。万が一ミスが起きたらすぐに全員で話し合い、原因を抽出して、ダブルチェック体制を構築するなど早急に対策を取る必要があります。現在は化粧品の調合をメインで行っていますが、部署全員で助け合って仕事をしています。
現在の部署でやりがいを感じることは何ですか。
製造の現場では効率性が重視されますから、工程担当者とも何度も話し合って試行錯誤した結果、時間短縮を実現したときの達成感は大きいです。例えば、石けんをつくるときに使う釜は定期的に洗浄が必要で、従来は1時間半くらいかかっていましたが、洗いにくい乳化機ミキサーの部品を替えることで半分にまで短縮することができました。
また入社2年目のとき、新製品の洗顔料の調合を担当したことは自信につながりました。洗顔料はハンドクリームなどとは工程が異なり、泡立ちも重要なので、複雑な工程になります。それだけにミスなくつくることができてとても嬉しかったです。
これまでの仕事のなかで特に苦労したことはありますか。
全社的な安全活動で、初めてリーダーを務めたことです。最初はリーダーとしてどのように活動を進めていけばよいか分からないままだったため、メンバーたちから納得してもらえずに苦労しました。そこで、私自身がまず活動内容を理解して、時には上司からアドバイスをもらうなど一つひとつ積み重ねていきました。その結果、メンバーにも納得してもらえるようになり、その後もリーダーを務めています。私自身がきちんと相手の話を聞く姿勢であれば、相手も答えてくれるのだと、この経験を通じて知ることができました。
太陽油脂の強みはどういったところだと思いますか。
独自のブランドを持っていることだと思います。私たちの製品は使い心地がよいという声も聞きます。自然由来成分にこだわって、より良いものづくりをしていることに誇りを持っています。
今後の目標についてお聞かせください。
現在の職場の班長のように、トラブルにもすぐ対応できて、この職場になくてはならない存在になることが目標です。そのためにトラブル対処の方法などいろいろと勉強していきます。